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専門技術

リポソームは、細胞膜の構成成分であるリン脂質から成るナノサイズの非常に生体親和性に優れた人工カプセルです。リポソームはそのカプセル内腔には、色々な水溶性化合物を、また脂質二重膜には脂溶性化合物を封入することが可能であり、内包物質を目的とする標的組織まで到達させることが出来ます。

また、リポソームは内腔や脂質二重膜内に物質を封入するだけでなく、表面には分子量の大きな物質や、抗原等を結合させることも可能です。このようなユニークな特徴を持つリポソームは医薬、健康食品あるいは化粧品等ヘルスケアに関係するさまざまな製品への活用が期待されております。

バイオメッドコアは東海大学のマンノース被覆リポソーム技術による「抗原特異的細胞性免疫ワクチン用アジュバント」の開発から業務をスタートし、その研究過程で大径リポソームを無菌化する方法を発見し、高品質無菌化リポソームIn-line連続生産法(LibMec法)として特許化しております。

リポソームはヘルスケア分野において、大きな可能性を秘めておりますが、一方でその実用化においては、大径リポソームの無菌化対応が困難で、多額の設備投資を要すること、従来の製造法ではバッチバリデーションが煩雑であること等の理由で「商業生産に対応したリポソーム製造技術」は実用化への大きなハードルとなっておりました。LibMec法の開発により、これらリポソーム生産に係る課題を解決しております。

LibMec製造の特徴とそれによる製造系でのメリット
製造方法
静的に生成され均一高品質リポソームがエクストルージョンせず低圧濾過のみで得ることが可能
→ シンプルな製造工程
製造装置
比較的単純 → 不具合の可能性を減少
工程 少ない、単純で製造時設定パラメータは液温、流速のみで制御が容易かつ再現性に優れる
→ Batch to batch validationが容易
閉鎖系化
容易(濾過滅菌可能)、特に大径無菌リポソーム製造には不可欠
大量生産性
インライン連続生産、ナンバリングアップによるフレキシブルな製造量とスケールアップ対応が容易
高品質無菌化リポソームIn-line連続生産法(LibMec法)